2019/11/07
名古屋市無料診断についてのアンケートについて! その1
昨年名古屋市の耐震化支援室が実施した、診断員に対するアンケートの結果が出ました。
今年度の名古屋市の無料診断は1300件以上になりましたが、無料診断の受診後、耐震改修に進まれた件数は約130件と1割程度にとどまっております。これを二倍三倍と上げるように愛知県も耐震改修工事を「N倍計画」なるものを掲げてキャンペーンをしていますがなかなか進んでいないのが現状です。一部ですがアンケート結果をお見せいたします。
上記の表から分かることは、耐震診断員約220人いる中でアンケートに答えた方が82人でその内、無料診断報告時に耐震改修を行うことに成った方は52人の方が見えます。アンケートに答えなかった方も含めて無料耐震診断は行うが、ほとんど耐震改修まで至らないと考える方です。
問11では、耐震改修を行わない理由、一位が「費用負担が大きいから」二位が「古い家にお金を掛けたくないから」です。要は「お金を掛けたくない」が原因です。市役所が出してきた報告書が余りに絶望的な結果で費用が沢山掛かり諦めてしまう方がほとんどなのです。「こんなに耐震改修に費用が掛かるのなら、今回はリフォームだけにしとこう!」方が多く、そう言う方がしばらくたってから、「やっぱり耐震が不安だから見てほしい!」と言われて弊社に再診断を申し込まれる方が半分以上見えます。
耐震費用が多くなる原因は前回も最近の弊社の事例でお知らせしていますが、次回は、名古屋市の耐震診断員の診断方法に大きく影響していますのでこの点をアンケートの結果から見ていきたいと思います。