Q&A

Q&A

Q1.

古民家をリフォームしたいのですが、改修可能か一度見に来て欲しいのですが

 ご要望等をお伺いして、古い民家を無垢の木と自然素材を活かし、新しい技術と匠の技を駆使して快適な温熱環境と使いやすさを総合的にデザインして素敵な住まいにリノベーションするご提案をさせて頂きます。構造も耐震化アドバイザーが繰返し襲ってくる地震対しても安心できる古民家に合った最適な耐震改修を合わせてご提案させて頂きます。

 現地拝見・相談は無料ですので、ご気楽に弊社事務所を訪ねてください。写真パネルやサンプル展示がございますので、参考になると思います。

リノベーション計画と耐震診断・補強計画を合わせて5万(消費税別)の費用が掛かります。計画は無料と言うところが有ると思いますが、弊社は少し時間をかけて納得いただける計画をしたいので、あえて有料とさせていただいています。

Q2.

古民家をリフォームするのと、壊して新築するのとどちらが安く出来ますか?

3000万円あれば、新築で50坪の住宅は出来ますが、古民家特有のケヤキの大黒柱・中黒柱・ヒノキの差し鴨居等は今では手に入りません。貴重な無垢の天然木を使ったお家でしたら、同じものを3000万円では建てられえません。キッチンやお風呂・トイレ等の設備はリフォームでも同じように費用が掛かります。リノベーションの仕方によりますが優先順位を整理してコストコントロールをすれば、新築より費用を掛けずに造り上げることができます。現在の在来工法(クロス・合板・塩ビシート)の住宅より、自然素材を活かした、気持ちの良い素晴らしい住まいに甦らせることができます。その価値は古民家でしか得られない本物の良さです。

Q3.

古民家を改修するのに、どの位の費用が掛かりますか?

ご予算に合わせてリフォームプランを計画いたします。住宅の工事には屋根・外壁・内装・構造補強・電気・給排水・空調換気設備等が有ります。それら必要と思われる部分とお客様のご要望など優先順位を精査し御予算に合うように計画をいたしますが、実績値から30万/坪〜60万/坪の費用が掛かります。(建物の延べ床面積・グレードにもよります。)今では手に入らない古材を活かした住宅は見直されており、在来工法で新築を造るより価値が上がると思います。

設計料は、設計内容や総工事金額によって異なりますが、工事費の10%〜12%です。

限界耐力計算を行う場合は、別途実費を申し受けます。また、省エネ計算・住宅性能評価・長期優良住宅等をご要望の場合も、申請費用は別途となります。

Q4.

古民家は地震に強いの?

中部地区の過去の地震は大きなもので以下の三つが大変な被害をもたらしています。   

1)1944年東南海地震(M7.9)死者1223人

2)1945年三河地震(M7.1)死者2306人

3)1946年南海地震(M8.0)死者1330人

築72年以上のものであれば上記の大きな地震を三回も耐えて来ています。日本の伝統工法は、昔から地震の脅威にさらされて来た知恵が詰まっているからです。その一つが、現在のように鉄筋コンクリート基礎にアンカーボルトで固定する方法ではない、基礎が無く石の上に柱が立った構造です。固定していないが故に地震の力が直接伝わらない、いわゆる免震構造になっています。さらに柱・梁の接合部(仕口)は木組みで構成され、

仕口は込栓で動くように成っています。木が持っているめり込みよる復元力で地震力を吸収し、さらに土壁が剛性とガサガサ揺れて地震のエネルギーを吸収するのです。大きな揺れは、土葺瓦が落ちて建物本体を守るのです。伝統工法はすべての要素がバランスよく保たれていて地震力を受け流す力を持っているのです。現在の在来工法は強さを追及していますが、伝統工法は柔よく剛を制する考え方なのです。建築基準法は、戦後住宅ブームになり粗悪な住宅を防ぐため、昭和25年に作られた法律です。その根底にあるものは、明治時代始めに日本に伝わった西洋の建築力学よるブレス構造が基本にあります。日本の伝統工法を考慮した構造ではないのです。日本人の考え方は自然の力を強さで征服するのではなく受け流す考え方なのです。古民家(伝統工法)の建物は冒頭で話したように石の上に立っていますが、重い土葺き瓦が乗ることで柱と石の摩擦力で建物が動かない様になっています。これは、日本が地震のほかに台風が多く 風で飛ばされないように考えられているのです。すべてに意味がありバランスを保っているのです。日本の自然と共生できているのが古民家なのです。

Q5.

古民家をどのように耐震改修をするのですか?

弊社では、現在の耐震改修方法の良さと伝統工法の良さを活かした耐震改修を進めています。基礎については、湿気を防ぐ上でベタ基礎を採用しており、接合方法はアンカー固定ではなくベタ基礎と敷き固めを固定する中間的な固定方法を採用しております。構造体は大きな揺れが来たとき建物は傾きます。その傾きが3.0m(階高)×1/30=0.1m以上変形すると在来工法の建物は柱梁接合部が破壊されてしまいます。伝統工法の建物はその2倍の変形まで耐えられます。伝統工法の建物は変形が大きくても倒壊しないのです。このことを踏まえ、耐震改修工法も1/15を超えても体力を発揮するものを採用しています。また、仕口を守るために建物の変形を少なくするように制振装置を採用しています。金物も変形に追随する製品を採用しています。制振装置は現在いろいろなメーカーから出ていますが、補強方法、設置位置、施工方法により、耐震補強値も合わせ持つ工法を採用しています。

 

 

Q6.

古民家の基礎は石の上に載っているだけなのに大丈夫ですか?

Q4に回答しております。

Q7.

古民家は、暗いイメージなのですが明るく出来ますか?

ほとんどの古民家は、北東の角に台所(土間)、北側に寝室等が有ります。どうしても北側が暗くなっているところが多くあります。弊社では、北側にトップライトやハイサイドライトを設置して、暗いイメージの場所を無くし全く違った明るいダイニングを提案しています。さらに夏場は、南側和室からリビング・ダイニング吹抜けを通る風の道を確保していますので、このお宅は夏場でもエアコンなしで過ごされています。

お問い合わせはこちら