コラム

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2019/12/20

名古屋市無料診断についてのアンケートについて! その2

アンケート結果その2です。

費用が多くかかる原因は、耐震診断方法に有ります。以下のアンケート資料をご覧ください。

問2で、補強計画時の診断方法を上げています。①一般診断法のみ、②一般診断法+精算法、③一般診断法+精算法+偏芯率、④精密診断法1、⑤精密診断法2(非住宅)、この診断法で①→⑤に行くにしたがって実際の建物耐力に近い値が出てきます。一般診断は、全国的にWEEというソフトを使います。これだけで診断・補強計画をすると総二階を想定して(二階が一階と同じ大きさで二階に載っていること)いるのと、X・Y方向それぞて1/4分割をして南北側、西東側の壁量を比較して偏芯率を計算します。これですと、玄関などがが出っ張っていたりするとその部分も含んで1/4分割するので出っ張ったところはほとんど耐力が見込めない壁が多く必然的に偏芯が大きくなるために評点が下がってしまうので、WEEの計算はあくまでも最低基準で安全側を見た結果になります。正確な建物の耐力が出てくれば、WEEで診断したものより診断値が高くなるのです。そうすれば、補強箇所も少なくなり、工事費・工期も少なく住みながらの工事がほとんどですのでお客様の工事中の負担も少なくて済みます。

弊社では、精密診断を標準としています。昨年末耐震改修工事を名古屋市内で行った現場は、無料診断で診断値は0.13(補強計画で補強箇所17か所 補強値1.0)を精密診断で補強計画を作成したところ補強箇所2箇所 補強値1.26となった住宅が有ります。補助金は100万円でました。補強工事だけを見ると20万弱済み、その他は劣化補修(屋根・外壁塗装)に費用が使えて補助対象の為に全体工事費が125万円で、工事の自己負担分は25万円となりました。25万円で耐震補強と屋根・外壁塗装が出来てクライアント様には非常に喜んでいただきました。

<改修前>                       <改修後>

     

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