コラム

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2015/10/24

古民家とは!

古民家解體新書によると(川上幸生著)

「国の登録有形文化材制度に合わせて骨組みに木材を使用した伝統工法 と呼ばれる建築工法や在来工法と呼ばれる建築基準法制定後

に建てられたもくぞう住宅で50年経過したものを古民家と定義しています。」

建築基準法が制定されたのが昭和25年です。これは、戦後住宅ブームになり、資材も手に入りにくい時期に粗悪な建物が出来る危険性が高い為に、壁の量をある一定量を確保することを第一に考えて定められました。この壁の中に筋交入れその量が規定以上入っていれば良いとされたのです。

この筋交(ブレス)どこから来たのでしょうか?もともと日本の伝統工法にはないものです。明治時代にヨーロッパの建築様式から学んだものです。トラス、ブレス等が構造的に強い構造になるからです。東京大学の建築学科のイギリス人のコンドル教授で教鞭をとっていました。その第一期生の中に東京駅などの設計で有名な辰野金吾も居ました。建築基準法を考えた人達は、日本の伝統工法を学んだ方ではなくで、ヨーロッパの建築構造力学を学んだ方たちです。

日本の建築基準法は、地震の国、日本ので伝統工法を学んで考えらてたものではないのです。

 

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