岡崎市 O邸 平成24年度 第7回 あいち建築物耐震事例コンペ 優秀賞受賞
制震装置による在来軸組構造の耐震補強!
<耐震性・経済性>
当初は、35年経過した建物にはとても見えない綺麗にメンテナンスしている住宅であり、診断値は悪い値ではなく劣化改善をして少しの壁補強で良いと考えていた。工事が始まり2階からの雨漏りで腐食している部分やそれによる湿気にシロアリが発生していて外観上はほとんど劣化は見られなかったが、捲ってみて被害の大きさに驚いた。また、当初の設計図では筋交がW30*90が入っているようであったが、全て片筋交としてしか機能していなかった。建物については制震装置を採用し揺れを押え美術品等を守るこの工法を採用した。また、家具の移動を最小限にすることと仕上げの施工性を考えグラスロック工法を採用して補強改修を行った。
改修前 | X方向 | Y方向 | 改修後 | X方向 | Y方向 |
2階 | 0.43 | 0.91 | 2階 | 1.24 | 1.26 |
1階 | 0.56 | 0.58 | 1階 | 1.29 | 1.35 |
Aftre Befre
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