岡崎市 A邸 令和元年度 第13回 あいち建築物耐震事例コンペ 優秀賞受賞
段階的耐震改修(補強0.7以上)
この御宅は、70代のご夫婦お二人がお住まいの、昭和36年築(伊勢湾台風後)の伝統工法の
住宅でした。規模は、平屋建て床面積約165㎡(50坪)ですが、その他にも昭和56年以後に建築された
建物が点在していました。お子さんは、外に出ていて地元戻る予定が無いので、「大規模な耐震改修や
リフォームを考えていないので、何とか補強値0.7以上の段階的な耐震改修で済ませたい!」と言う
ご要望で補強計画を進めました。
基礎の補強は、基礎Ⅱとして、通りに対してW=900で配筋をして、各束にアンカー金物を取付根固めを
ラチス梁で補強しました。
大黒柱を矩折に補強してそこにガーディアンクール制振装置(計4か所)を設置しました。
その他にガーディアンシールドを3ヶ所 合計7か所の補強で済ました。
一般診断では、補強値:X方向0.80、Y方向0.81
限界耐力法での検証では、補強値:X方向1.11、Y方向1.14
既設建具を再利用して、アウトセットの引き分けにしました。両袖壁に内に制振装置が入っています。
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